疑義照会で困ることは?どんな工夫をしてる?
疑義照会で困ったことがあるかをm3.com薬剤師会員2,321人に聞いたところ、91%が「ある」と回答しました。疑義照会をしても68.8%が「疑義が解消しなかった」と答えており、その理由の最多は薬局薬剤師(75.7%)、病院薬剤師(85.6%)とも「医師から疑義が解消されるような十分な回答を得られなかった」でした。次いで薬局薬剤師(40.2%)、病院薬剤師(28.1%)ともに「医師と連絡がつかなかった」を理由として挙げました。
供給停止の抗生剤処方で近隣の薬局にも在庫がなく、別の抗生剤に変更可能か確認したところ変更不可との回答。電話で在庫のある薬局を探し、患者さんを案内しました。
薬局薬剤師です。疑義照会のため電話したら『医師にはつなげない。FAXでお願いします。』と言われました。医師にも薬剤部にもつないでもらえず、患者さんを待たせるためストレスを感じます。
疑義照会の指定書式で、細かなことが備考欄に書ききれないことがあって困ることもしばしばあります。
一度でいいから顔を合わせておくとコミュニケーションしやすくなりますね。疑義照会プロトコルを策定できると良いですが。
出荷調整で変更が必要な薬や残薬調整などは<事後報告で可>と医師と取り決めをさせていただいてます。 患者さんの待ち時間や医師の業務削減にもつながっています。
保険上やむを得ない理由でしないといけないような疑義照会の時は、『個別指導対策で申し訳ないのですが』『保険の関係で形式上の疑義照会となり申し訳ないのですが』と添えています。
薬剤師専用掲示板では「疑義照会が必要なケース」「医師への照会や報告のタイミング」「連絡を取りづらい医師とのコミュニケーション方法」等、医療現場の薬剤師が直面している課題について相談、情報交換が行われています。(2024年1月18日現在)